何かと話題の「ネイティブ広告ガイドブック2017(pdf)」。
「JIAAネイティブ広告部会」なる団体による「ネイティブ広告について理解を深めようね」というような 内容なのですが、その読みにくさと対応がアレでプチ炎上中です。
個人的な感想としてはWebライターのヨッピーさんの記事に共感するばかりですが、いかんせん直接的な当事者ではなく、それほど強い感情もないので(どちらかというと)文系のクリエイターとして手を動かす方向で加担してみました。
ネイティブ広告ガイドブック2017 リライト版
はじめは真面目に全文を要約しようと思っていたのですが、読み込むとなかなか面白いものの「これネイティブ広告と関係ある……?」みたいな部分も多く、かといってJIAAネイティブ広告部会がどこに比重を置いて伝えようとしているのかも判断しかねたため、無難に各項目と内容を数行程度でまとめました。
下記テキスト版。
ネイティブ広告ガイドブック2017 リライト版
一、ネイティブ広告とは、表示される「環境」に寄り添う「固有」の広告である
有り合わせの広告は嫌われて当然 表示される環境に合わせ、表示するユーザーに合わせ、 常にオーダーメイド、固有の、ネイティブの広告たれ アドブロックツールに負けるべからず
一、ネイティブ広告はステマにあらず
「ステマ記事」は固有なれど、「ネイティブ広告」は広告「枠」のみを指す 「記事一覧」に溶け込んだステマ記事タイトルはネイティブ広告の一種なれど ステマ記事そのもの、リンク先のコンテンツは別もの リンクをクリックした後、まだ記事に成りすましているなら、 それはもはや固有なれど「広告」にあらず
一、クリックした後にこそ価値あれ
騙しては始まらない まっすぐユーザーにとって価値ある情報を提供し、 クリックしたことを後悔させるべからず
一、ネイティブ広告は友を想え
メディア・広告・ブランドは三位一体、どれが欠けても成り立たず
メディアは信用第一 メディア・エンゲージメント ユーザーにとっての信頼できる「友人」たれ 広告はメディアの顔を汚すな アド・エンゲージメント メディアがユーザーと信頼関係を築いている時、 すべての責任は広告にあり 人事を尽くし、あらゆるユーザーのアクション(数値)を見逃すなかれ
ブランドは確かたれ ブランド・エンゲージメント
メディアが信頼を得て、広告が尽くしたなら、 ブランドはユーザーの求めに応えるのみ
一、ネイティブ広告が開いた新たな道
知らない人にただ知らせるだけの広告はあり 買いたい人にただ買わせるだけの広告もあり 知らせて、さらに買いたいと思わせるはネイティブ広告のみ ネイティブ広告たるもの、常にユーザーを魅せよ
一、ネイティブ広告は誠実たれ
コンテンツに自然と溶け込むのがネイティブ広告、 されど広告であることを隠すべからず メディアが、ブランドが築いてきた関係を崩すは ネイティブ広告にあらず
かの「親父の小言」を連想せずにはいられなかった。 ぜひトイレの壁とかに貼ってください。
ではでは。