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Webデザイナーの僕が初めてのデジタル一眼レフカメラ「Canon EOS 60D」を購入するまで

Webデザイナーの僕が初めてのデジタル一眼レフカメラ「Canon EOS 60D」を購入するまで

思えば高校生くらいの頃から定期的に「一眼レフ欲しい!」みたいなことを言いつつ、しかし普通に生活していれば全く必要性に駆られることもないので口だけで終わっていたのですが、せっかくWebデザイナー(撮影までする機会はそんなにないし、あってもiPhoneで済ませますが)なのでそろそろ購入してもいいかな、といろいろ調べたのでまとめました。
これからデジタル一眼レフを購入する人の参考になれば。

ミラーレス一眼レフを含むかどうか

前に「これマジ!」でいらはらしんごさんがゲストの記事を見てSONY NEX-5Rにめっちゃ惹かれましたが、今回は初めてのデジタル一眼ということと、いかにも一眼一眼したボケなんかはミラーレスだと出しにくいらしいのと、「プロっぽい雰囲気」も割りと大切だと思うので今回は除外しました。

ほぼ「Canon(キヤノン)」か「Nikon(ニコン)」の二択らしい

2011年のデータですが、「デジカメ」のシェアは

国内シェア

  1. キヤノン 32.0%
  2. ニコン 29.4%
  3. ソニー 13.1%
  4. パナソニック 9.9%
  5. オリンパス 8.2%

世界シェア

  1. キヤノン 20.0%
  2. ソニー 18.9%
  3. ニコン 14.5%
  4. サムスン電子 11.4%
  5. パナソニック 8.8%

らしく、価格コムの2012年シェアランキングBCNのランキングも割りと似たような結果でした。

もちろんシェアだけで選ぶものではありませんが、デジタル一眼レフの場合、

  • レンズの種類・規格・値段
  • たくさんレンズ買ったあとだと気軽に別メーカーに走れない
  • メーカー毎の操作性の違いに戸惑う

などもありますので重要な指標です。

とはいえ結局は好みでいいと思います。
気に入ったものでないとやる気出ないし。

そんなわけで、前に少し仕事で触ったのと、ロゴが可愛いのと、公式カナ表記の「ヤ」が大きいのは「文字列としての美しさを優先したため」なんていうロックな姿勢が気に入ったためCanonにしようと思います。ファッキンユーザビリティ。

機種めっちゃあるけど違いがわからない

素人なのでどれも一緒に見えます。違いがほぼわかりません。
ただ、Kissシリーズがエントリーモデルなのはカメラに疎い僕でもおぼろげに知っていたので「プロっぽい雰囲気」的には微妙かも。
(全然関係ないですけど、現在放送中の「フォトカノ」のOP最後に登場するカメラは「Canon Kiss X2(Canan Kiss XZ)」みたいですね!)
あとは評判をひたすらぐぐります。

Canon現行ラインナップ

EOS 5D Mark III

2012年3月発売。
ぱくたそのすしぱく(@susipaku)さんも使っているカメラ。
「IIがそれはもう評判が良くてプロでも使ってる人がいたけどIIIが出たことで値段が落ちたよ! 買いだよ!」
みたいな評判を聞きつけて「あ、これだわ」と思い立つも、いうてIIも全然良いお値段しました。
価格コムでも178000円でした。あかん。

ちなみに、「かちびと.net」のTakahashi(@kachibito)さんは「OLYMPUS E-520」、「アシナガペンギン どっと ねっと」のときざき(@tokizaki)さんは「Nikon D70S」を使用されてるようです。

EOS 6D

2008年9月発売。
価格コム148500円。あかん。

EOS 7D

2009年10月発売。
価格コム88300円。ようやく手の届くお値段です。

EOS 60D

2010年 9月発売。
価格コム55000円。素晴らしい。
(多分唯一の)強化プラスチックボディ。
あとバリアングル液晶っていうパカパカクルクルする液晶がついてる。

この段階でほぼ「EOS 7D」か「EOS 60D」だなぁ、と決まっていましたがここからひたすら悩みました。

  • 「EOS 7D」はCFカード、「EOS 60D」はSDカード
  • 「EOS 7D」はマグネシウム合金ボディ(重い)、「EOS 60D」はプラスチックボディ(軽い)
  • 「EOS 7D」モニター固定、「EOS 60D」はモニターがパカパカクルクル
  • 「EOS 7D」は一秒8連射、「EOS 60D」は一秒5連射
  • EOS 7D」はAF(オートフォーカス)凄くて瞬時に撮れるらしい、「EOS 60D」はそうでもないらしい

うーん……。

好都合なレビュー
キヤノン ハイアマチュアモデル3機種の魅力を探る

うーん…………。

2日くらい悩んだ結果、「EOS 7D」を買うことに決めました。
ちょっとお高くなりますが、カメラとして優秀との評価が目立ったのと、クルクル液晶は多分そんなに使わないのと、SDカードについては「Eye-Fi(アイファイ)カード」が使いたかったので悩んだのですが、何とかならない事もなさそうだったので(後述します)。

と、散々悩んで記事まで書いておいて土壇場でやっぱり「EOS 60D」にしました。

本当にどちらか決めかねていたところに「年内に『EOS 7D Mark II』が発売するらしい、という噂があるけど、それで『EOS 7D』のお値段がガクッと下がっても後悔しない?」という記事を見てしまい、「後悔するわ……」と思って。
動的な写真なんて撮るかわかんないですしね!

ちなみに今回は中古での購入も除外しました。
何か致命的な欠陥があっても気付かず使い続ける恐れがあるので。

レンズを選ぶ

カメラ本体にしてもレンズにしても、「初心者は取り敢えず安いのを買って、慣れてから良いのを買うべき」という意見と「初心者こそ良い物を買って目を養うべき」という意見とに分かれるようです。ギターみたいですね。

レンズは大きく分けて「単焦点レンズ」と「ズームレンズ」があって(その他は魚眼レンズとか)、僕の場合はまず単焦点レンズだけ買って、不便に感じたらズームレンズを買い足そうという結論に達しました。
「近年はズームレンズからスタートするのが主流で、実際その方が便利だが、一眼レフは単焦点レンズでこそ力を発揮する!」みたいな熱い記事を読んだのが理由です。
単焦点レンズの場合、もちろんズームが出来ないので足で近づいて撮る、遠ざかって撮る、としなければなりません(これを足ズームというらしいです。安易)が、その分画質がよかったり、初心者でも一眼レフ特有のボケが楽しみやすいかったりするようです。

ちなみによく聞く「パンケーキレンズ」というのがこの単焦点レンズのことで、50mmというのが「人間の視界とほぼ同等のもの」だそうです。
この50mmのレンズが単焦点レンズの標準のような扱いで、各社特に力を入れているレンズなのだとか。
という訳でこれにしましょう。下記、候補。

Canon EF50mm F1.8 II

価格コム8360円。
「初心者は取り敢えず安いのを買って、慣れてから良いのを買うべき」的な一品。
色々なレンズを調べれば調べる程、奇跡的な安さに驚きます。
しかも、外見のチープさを除けば評判もよく、初心者にもオススメらしいです。

Sigma 50mm F1.4 EX DG HSM

価格コム39980円。
「初心者こそ良い物を買って目を養うべき」的な一品。
「EF50mm F1.8 II」の五倍近いお値段ですが、こちらの評判は更に良く、かつ、古い機構の多い単焦点レンズの中で唯一最新鋭の技術を用いたものだとか(よく分かっていません)。

COSINA Carl Zeiss Makro-Planar 2/50 ZE

価格コム101977円。 「Canon EF50mm F1.8 II」の十倍。やばい。
予算的には到底候補に挙げ得ませんが、これもやっぱり「これまじ!」で紹介されていたので気になって見てみました。
このCOSINAというメーカーは昔からカメラをやる人の間では神的な扱いなのだとか。レンズって怖い。

ここではちょっと背伸びをして「Sigma 50mm F1.4 EX DG HSM」を選ぶことにしました。
いつかカメラを買い換えてもレンズは使いまわせるし、何か名前とかも格好良いので。

その他購入するもの

SDカード

またまた「これまじ!」でおすすめされていたEye-Fi(アイファイ)カード」。
撮った写真をそのままWi-Fi経由で直接PCだのiPhoneだの、はたまたTwitterだのFacebookだのにアップロードできる優れもの。
EOS 7D」はCFカードなのですが、「Mr.Battery変換アダプター」を使えば何とかならないこともないそうです。
ただ、こちらは不確定な情報なので、僕が試した結果はまたレビューしますね。

レンズプロテクター

文字通りレンズをプロテクトするもの。 あんまり違いが分からなかったのでやっぱり見た目とレビュー便りで「marumi DHG レンズプロテクト 77mm」にしました。

レンズフード・ストラップなど

レンズフードは撮影時にレンズにつけるカバーみたいなやつ。多分レンズについてくるはずなので今回は取り敢えず注文しませんでした。
ストラップは文字通りストラップ。紐。これはもう完全に好みでしょう(最低限の強度は必須ですが)。

以上、Webデザイナーの僕が一眼レフデビューするまでのあれこれでした。

全体を見返してみるとやたらと「これまじ!」へのリンクが多いですね。あのサイトは購買欲求をねじり切らんばかりに攻めてきますからね。
以前、危うくホワイトボード買うところでした。恐ろしいです。

いろいろと話があっちこっちいきましたが、これからいっぱい撮影して頑張ります!

ではでは。